連休前、道道66号岩内洞爺線(通称ニセコパノラマライン)が
4月21日(木)に冬期通行止め解除との情報が入りましたので、
ニセコ山系の『残雪の風景』を求めて行って来ました。
折しも伊達市は開花宣言、札幌市は満開宣言!
春を求めてではなく冬を求めてニセコ山系へ。
・ニセコの“日の出時間”は4時39分
・現地気温は0度
4時頃、静寂の羊蹄山。
夜明け前の朝焼けと三日月のある風景です。
4時半、羊蹄山と日の出。
一番お気に入りの撮影スポットでパチリ!
新たな一日の始まりです。
“良い一日でありますように”と祈らずにはいられません。
右手:チセヌプリ(標高1.134m)
※チセ・ヌプリ(家・山):家の屋根の形の山
左奥:シャクナゲ岳(標高1.074m)
パノラマラインの頂の手前、山間の風景
この凹みは雲海の絶景ポイントになります。
神仙沼への手前に広がる「大谷地」
奥に見えるニセコ連峰は日本海まで連なります。
この辺の木々は風雪に耐えうる「ダケカンバ」です。
節々が折れ曲がった形状が厳しさを表しています。
通常は谷地に密集している「千島竹(姫竹)」と水流で降りるのは大変なのですが、
今時期は圧雪で覆われているため、どこまでも歩いて行くことが出来ます。
もう少し雪が解けると、この様なクレパスが至る所に現れます。
今日の最終目的地神仙沼。
入り口はご覧の通り、3m程の雪で覆われていました。
今年は積雪が多かったので入れるのは6月になると
思われます。
これでニセコパノラマラインをUターンします。
アンヌプリでは5月連休でもスキーが出来ますが、
麓では土が顔を出して畑作を待っています。
羊蹄山も麓まで下がると、そこには春が顔を出しています。
長い冬を終え、融雪剤を撒き除雪し、畑作の春を迎えます。
春夏秋冬の日常です。
次回は高原の春をお届けします。