住みよい家の条件12章
1、風景にとけこむ家
自然環境にあっては風景と調和し、市街地に於いては街並みに配慮した家づくりを心がけ、それを大切にはぐくむことが豊かで美しいことと考えます。
気候風土と敷地の特性を良く読むことが家づくりの始まり…“土地が家を決める” です。
2、東西南北にこだわらない家の薦め
家中が温度差のない家づくりによって、方位に捉われることなく、環境に応じて大きな窓を設け、室内から眺望を愉しむ配置計画・設計が可能になります。見たいところを見て、見たくないところは閉じて…
“自宅の南は、お隣の北” です。
3、ワンルームの薦め
家中が温度差のない家づくりによって、室内の間仕切りを限りなく排除し、開放的な間取りにすることによって使い勝手は格段に広がります。
“あったら何かと便利な部屋”、“本当はいらない場所”を整理して…シンプルな住まいづくりを提案いたします。
4、ゆとりの空間づくりの薦め
家中が温度差のない家づくりと基礎断熱・屋根断熱工法の導入によって、半地下・吹き抜け・ロフトなどの空間設計が可能になります。母屋と離れ、2階をLDK にする逆転のプランなど、より室内空間を活かした暮らしを愉しむことができます。“とっておきの居心地の場所を家の中に”がモットーです。
5、遊び心のある住まい
スペースの遊び・空間の遊び・動線の遊び・色彩の遊び・形の遊びなど、遊び心のあるデザインは、住まいは日々の暮らしに潤いを与え、愉しませ、気持ちを和らげることが出来ます。
“趣味・こだわりを大切に” いたします。
6、キッチン& 食卓
キッチンは、アトリエ(モノづくりの場)としての空間として捉え、あくまでも使いやすく、食卓は、明るく開放的で家族の団欒の場として住まいの中心に…“たくさんの笑顔とにぎやかなお喋り”のある暮らし。
7、子供の夢を育む家
住宅の良し悪しを判断する基準に「子供を育てるには素晴らしい家か?」「子供が心豊かに育つことができる家か」があります。
成長とともに、子供にとっての“記憶に残る住まいづくり” を大切にいたします。
8.手ざわりを大切に
「家は第二の皮膚である」という言葉があります。床も、壁も、天井も、窓も、ドアも、階段も手すりも体に直接に触れる物です。
住み込むごとに味わいが増し、時間とともに愛着が深まっていく材料を吟味して使う、 自然素材での家づくりを大切にしています。“あなたの家は手ざわりが良いですか”…
9、四季を感じる住まい
家の中から自然を感じ、四季の移り変わりから時間を感じ、時の流れから人生を感じる事を意図した住まいが数奇屋づくりです。
北海道に於いても自然の四季を倫しむことと共に、季節に応じその行事のまつりごと、家族の歳時記を大切にして暮らすことのできる家づくりが必要す。 “風雪を経るごとに美しさを増す家に” …
10、家具といっしょに暮らす
家ともに、長い間共にする家具は、ある意味で家族の一員のようなものです。
椅子に限らず家具というものは、大切に使えば一生どころか、何代も使い継ぐことができるものです。“家は家具を置くことで完成します”
11、住み継ぐ家
長持ちする家とは単に構造・仕上げの事をいうのではありません。街並みにあった廃れることのない外観デザイン、時代・家族の変化に応じて、間取りを変えやすい柔軟な構造・プラン、メンテナンスを考えた配慮のある計画が必要です。このことから、構造をシンプルに組んで、見せることでデザインに活かすことを設計の柱にしています。特殊なものではなく、無理も無駄もない合理的な当たりまえのプランを…
12、北海道の家づくり
日本の建築様式・和の心を受け継ぐとともに、北欧・北米から寒冷地の家づくりを学び、それらをもとに新たな暮らしとデザインを構築し、北海道の気候風土にあった住まいを提案いたします。 “地産地消” の家づくりを進めています。