アフター編
■設計コンセプト
・CBを畜熱にいかした外断熱の家
・屋根断熱で小屋組現しをいかした家
・切り妻屋根をいかしたロフトのある家
・内外部に道南杉をいかした優しい家
・妻壁に玄関を移し落雪対策を計った家
・2025省エネ基準を実現した断熱改修の家
■ビフォー
北面桁側に玄関:落雪屋根
1棟2戸長屋の内、手前1戸は居住、奥1戸は空き家。
居住戸は室内の暖房によりが天井から屋根に抜け積雪を解かし落雪している事に対して、空き家は室内が無暖房にて積雪が解けずに残る現象を比較できます。
■アフター
・外壁:道南杉下見板張り、ウッドロングエコ塗布
玄関を北面桁側から南西面妻壁に移動し、落雪対策にいかしたプランにリノベ。
玄関ポーチを新たに設置、雨・雪などから身を守ると共に、建物の表情創りに
いかされています。
玄関の様々な暮らしを演出する道南杉板のアクセント壁。
飾り棚(セルフ)を設けて四季を楽しみます。
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玄関からLDK見通し
アンティーク硝子を組み込んだ袖壁が素敵。
床はオリジナルの道南杉フローリング
ウッドロングエコ塗布、リボスクリア塗装
既設押入(1帖)をそのままいかし上部にロフト(2帖)を設置。
屋根断熱で6帖の部屋をロフトを含めた8帖の空間に縦使い。
MBRだけは壁を勾配天井まで上げて音からのプライバシー確保。
和室の納まりをそのままデザインに活かしたMBR。
「IKASUいえ」です。
引き違い建具は床埋込Vレールでバリアフリーに。
屋根断熱で小屋裏空間を取り込み、既設小屋組をデザインにいかしています。
あえて既設妻壁CB現しをデザインに受け入れたBR。
外断熱によりCBが畜熱層になり外気の影響を緩和する役割を果たします。
CB造の特性をいかしています。
既設押入をオープンスペースとし上部を2帖のロフト(ベットスペース)を設け、
4.5帖の部屋をオープンスペース1帖+ロフト2帖の7.5帖の部屋に変身。
平屋建て屋根断熱(勾配天井)のなせる技です。
階段は、設計とカッテングはSUDO+組立と塗装はセルフのコラボ。
CBにマッチしてます。
せっかくなのでロフト(BR)からの景色を御覧に入れます。
平屋建て屋根断熱で小屋裏空間と小屋組をデザインにいかしています。
あまり見たことが無い空間と思います。
既設小屋組の中に新設のキッチン!が面白い。
CBは既設仕上壁に隠れていたものなので化粧目地仕上げになっていませんが
迫力と味わいを醸し出しています。
CB現しと道南杉オリジナルフローリングそして製作の階段収納が相まって
4.5帖ながら落ち着きのある素敵な部屋になったと思います。
梁:押入の上部に位置していた梁を455㎜移動してロフトへの昇降に
対処しています。
ロフト床面積:1.200×2.600㎜(2帖)
引き違い建具は床埋込Vレールでバリアフリーに。
今回は既設3LDK間取りの北側和室を充実の水回り+CLと
既存住宅へのアプローチ廊下にいかした2LDKにするリノベ
になっています。
今後はフルリノベした18.5坪の住まいと共に、残り1戸18.5坪の
多目的な活用が楽しみです。
ビフォー・プロセスは
2戸長屋のCB公住リノベ「IKADUいえ」ビフォー ・プロセス編
を御覧ください。