前号で洞爺湖の“氷の世界”をお届けしますと予告したのですが
例年より気温が下がらず氷の成長も期待できないよう…
ロケハンを兼ねて行って来ました。
日の出時間 6:40
現地気温 -4度
天気予報 晴れのち曇り
低い厚い雲あり、日の出時間は少し遅くなりそう。
幕開けは穏やかな情景から始まりました。
厚い雲の隙間からわずかに太陽が顔を出し日差しが
湖面に伸びてきました。
天候が変わり日差しを遮るようにわずかに雪が舞ってきました。
淡いオレンジ色の情景を演出します。
雪のフィルターを透した空と湖面の青いグラデーションが
美しい!
雪のなせる技です。
はっきり見えるものと見えないもののコンビネーションが素敵!
雪に感謝です。
湖面は空を移す鏡!
雲の流れによる日差しの変化を愉しむことが出来ます。
またまた雪の淡いスクリーンで湖が覆われてきました。
足下には2羽の白鳥。
水草を啄んでいます。
雪空の中に一点の日差し。
墨絵のような濃淡の世界が広がっています。
刻一刻と変化する情景です。
空と湖面の曖昧なラインに惹かれました。
湖面の横に広がる黒い点はカルガモ家族です。
いつもは水量が低く湖面に埋もれる岩場が顔を出していました。
水量による湖畔の姿も一期一会です。
昼近くになると快晴に変わり気温もプラスに転じました。
いつもこの桟橋跡の支柱は氷で纏われているのですが…
氷の世界はまた今度!です。