2戸長屋CB公住リノベ「IKASUいえ」-Ⅰ

ビフォー ・プロセス編-1

■面積
・敷地面積 :833.1 ㎡(251.5坪)
・延べ床面積:122.5 ㎡( 37.0坪)
※リノベ面積: 61.25㎡( 18.5坪)

■建築概要
・規模:平屋建て2戸長屋
・構造:補強コンクリートブロック造(築48年)

■仕様
□仕上
・外壁:道南杉板 ウッドロングエコ
・床材:道南杉フローリング ウッドロングエコ
    ※水回りコルクタイル
・内壁:オガファーザー素地
    ※アクセント:道南杉、既設CB現し
・天井:オガファーザー素地
    ※既設小屋組現し
□性能
・換気:第3種換気システム
・隙間相当面積(C値):2.2
・外皮平均熱貫流率(UA値)  :0.38<2025年省エネ基準0.46
・一次エネルギー消費量(BEI):0.98<2025年省エネ基準1.0
□断熱
・屋根:セルロースファイバー300㎜
・壁 :高密度GW16K120㎜
・基礎:押出法ポリエチレンフォーム保温板3種B75㎜
・サッシ:樹脂アルゴンLOW―EトリプルG

■ビフォー

北西外観

1棟2戸長屋の内、手前1戸は居住、奥1戸は空き家。
居住戸は室内の暖房によりが天井から屋根に抜け積雪を解かし落雪している事に対して、
空き家は室内が無暖房にて積雪が解けずに残る現象を比較できます。

DLから和4.5帖、K、勝手口・水回り

内部インスペクション
※天井高さは2.330㎜
※和室の床は30㎜の段差有り
※内部床レベル測定:ほぼレベル(1箇所のみ3/1.000)

■プロセス

北西外観:除雪

1棟2戸の外部インスペクション(目視):計画時実施
※布基礎レベル測定:ほぼレベル
※布基礎、CB共に構造クラック無し

気密テスト

隙間相当面積(C値):測定不能(隙間過大)

基礎外断熱

押出法ポリスチレンフォーム保温板3種B75㎜貼り付け

既設:DLから和室4.5帖、K、勝手口・水回り方向

天井解体
※小屋組:腐食無し
※野地板:腐食無し(北面、結露で含水有り)

集合煙突解体

※集合煙突周り:腐食有り

既設:DLからK,玄関方向

床組解体
※土台、大引き、根太:腐食有り

既設:和室4.5帖

土台、大引き、根太:腐食有り

南東軒天

軒天解体
屋根通気層:屋根タルキに防水透湿シート先張り

南東外部

腰水切り、外壁外断熱木下地造作

南西面外部

腰水切り、外壁外断熱木下地造作

南西面外部

外壁外断熱:高密度GW120㎜充填+防水透湿シート張り

屋根

既設屋根板金解体撤去
既設玄関、集合煙突、棟換気部分屋根下地造作
※野地板:腐食無し

屋根

屋根板金:GL鋼板立てハゼ葺き0.35㎜
アスファルトルーフィング23K下地
棟換気:テッペン

軒天

臥梁コンクリート:外断熱高密度GW90㎜充填+防水透湿シート張り(臥梁部先張り)
屋根(勾配天井)、外壁:通気工法

南西面外部

妻壁玄関ポーチ新設

ビフォー・プロセス編2に続く

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