連休明けに積雪の多さで入る事が叶わなかった神仙沼に
トライしてきました。
1ヶ月程前は“春紅葉”のニセコでしたが、今回は…
現地の“日の出時間”は4時0分、気温は6度。
前回、神仙沼に行く途中に日の出を狙った所から。
春紅葉からすっかり新緑に変わっていました。
朝焼けを後に、日の出を待たず神仙沼にむかいました。
神仙沼への途中、今回も雲海を見ることができました。
空にひろがる淡いグラデーションに地球の営みを感じます。
前回は積雪で入る事が出来なかった神仙沼ですが、
何カ所か雪に埋もれた木道を越えて湿原に辿り着くことが出来ました。
しかし…
神仙沼に続く木道が途中で朽ちて先がありません。
今年は特に雪が多く重量に耐えられなかったのか?想定外です。
神仙沼への木道はループになっているので左回りの別ルートを選定。
振り返ると残雪のシャクナゲ岳が現れました。
雪解けすぐの今時期、ミズバショウの群生を観ることができます。
雪で押さえつけられた茶褐色の湿原の向こうは、若葉を付けた新緑のダケカンバ、
その奥は残雪の残るチセヌプリ。
今時期にしか見ることができない色彩のコントラストです。
日の出すぐの時間、湿原を覆う影が現れます。
切り絵のよう。これはトドマツです。
いつもながら、湿原を蛇行する水の道の造形美に魅せられます。
今回のテーマ「残雪と新緑の神仙沼」を象徴する景色です。
残雪そしてダケカンバの幹の白と若葉の新緑の対比が美しい!
これからワタスゲ・チングルマなど湿原のお花畑シーズンになっていくのですが、
今、湿原に出演しているのはショウジョウバカマです。
雪解けの水で幾つもの池塘が出来ています。
湿原も初夏の新緑から秋口の草紅葉まで時期毎に彩を変えて
様々な表情を見せてくれます。
“季節の中に季節がある”です。