草紅葉の神仙沼

前回、初夏の神仙沼を紹介してから、
夏をスルーして秋の神仙沼になってしまいました。
羊蹄山も初冠雪になり、峠は初雪の予報もちらほら!
神仙沼に至るニセコパノラマラインは雪が降ったら即通行止めになります。

焦る気持ちで秋を探しに神仙沼へ向かいました。
※日の出は5時45分
※現地気温は3度

シニアのハイキングがブームの中にありながら、
さすがにこの時間レストハウス駐車場に人影はありません。

夜明け前、神仙沼に向かいます。

朝焼けを期待しましたが、
背面のシャクナゲ岳にかかる雲がうっすらと染まる程度。
雲があってもダメ、無くてもダメ、自然界は難しいです。

神仙沼

青空が広がっています。
以前は対面の樹木が真っ赤に紅葉し、ダケカンバの白と
コントラストが美しかっらのですが、なぜか鮮やかさが
年々消えているような気がします。

草紅葉(モミジ)にかかる影はトドマツ、影の頂点が差しているのは
カエデです。

神仙沼を後にしながらも何気なく振り返ると、草木たちが燃え上がるように輝いていました。
奥の山はチセヌプリ。

夏の間、高山植物として彩った草の葉はいち早く色を変えて
湿原を黄金色に染めます。

ようやく、カエデの赤とダケカンバの白のコントランスの
場所を見付けました。

池塘

草が色づき湿原が輝く。
一足早く秋の訪れを知らせる湿原の草紅葉(モミジ)は、
今が見頃です。

今回、あらためて感じたことは、“写真は手段で大切なのは
自然界に身を置くこと“が目的と言うことです。

撮影を終えてレストハウスに戻ると、団体バスも含めて
多くのハイキングの方々がおり、駐車場もいっぱい。
ほとんどがシニアのカップル!
さもあらん!

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