付加断熱のいえ

●2014施工

●北海道支部優秀賞(外まわり)を受賞

■施主様ご要望・リフォームの動機

・10 年ほど前に中古で購入した大手ハウスメーカーの住宅(築32年)の外壁は、劣化が進み何度も手を入れるが部分的な補修の繰り返しでは解決に至らず、その後も外壁の剥落、内壁の剥離とカビの繁殖に悩まされた。
・また、室内環境においても夏は蒸し暑く、冬は温まりにくく冷えやすいため、たくさんの燃料費と大量の結露に悩まされているので根本的な解決を望み今回リフォームを決意した。

■プラン決定のポイントと工夫

・調査の結果基礎・床下・損傷部以外の構造については、築32年ながらしっかりとしていたので基本構造を活用しながら外装材の長寿命化と健康的な室内環境を実現するための計画とした。
・サッシは断熱気密性の高いトリプルガラスタイプに交換し、集中換気システムとふく射暖房によるセントラルヒーティングをより効果的にするために、高断熱化と高気密化に重点的に取り組んだことでシンプルでナチュラルな外観と容易な維持管理性・低燃費化を実現できた。
・さらには自然素材を纏わせることで居心地のよい空間という付加価値が生まれた。

before → after
after

天然スイスしっくい塗装+北海道産杉板仕上げ

左:木下地50mm+100mm 中:高性能GW50mm+100mm 右:通気工法+塗壁下地(防火サイディング)

■施主様ご感想・満足度など

・愛着のある間取りのまま、自然素材に包まれる環境に大変満足しています。
・屋根や外壁の厚みが既存の倍以上になったからかわかりませんが、暴風雨などの悪天候時も以前は外の音が気になって眠れなかったのに、今ではまったく気がつかないほどしっかりとした造りに大変驚いています。
・まだ冬を経験していませんが、今年の夏はエアコンなしでもとても涼しく快適に過ごすことができたので冬がとても楽しみです。

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